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マグネシウム(Mg)

≪体への作用≫
成人の体内には約30g含まれているマグネシウムは、その60~65%が骨に存在します。残りは筋肉や脳、神経、細胞外液に含まれます。
マグネシウムは、体内の300種類以上の酵素を補う補酵素として働き、すべての生合成過程、解糖系の能動輸送系、遺伝子暗号の伝達など、さまざまな作用を支えています。神経伝達、体液の平行維持にも重要な役割を果たします。
筋肉の興奮性を高めたり抑えたりする作用があり、筋力を発揮するためにも大切なミネラルです。

≪体に不足した場合≫
ビタミンB群が不足したときの症状と同じように疲労感、倦怠感、イライラ感、などの症状が現れます。また、めまい、筋肉の緊張感の低下、脱力感、こむら返りなどが起こり、運動系の神経が興奮しやすくなります。さらに進むと、血管が拡張して動悸が起こったり、神経疾患、専心疾患、不整脈、心疾患を発病したりします。

≪体にとりすぎた場合≫
普通に食事から摂取する場合の範囲では、過剰摂取による害は報告されていません。サプリメントや医薬品として過剰に摂取した場合は、下痢などの症状が起こります。
≪1日所要量≫
  • 成人男性:280~320㎎
  • 成人女性:240~260㎎
  • 妊婦   :275~295㎎
  • 許容上限摂取量:成人男女とも650~700㎎
    • カルシウムを摂り過ぎるとマグネシウム不足になる?

      イライラしたりする原因のひとつにカルシウム不足があります。また、現代人はカルシウムが不足しがちだといわれて、骨粗しょう症などを招かないためにもカルシウムを摂取するように盛んに言われています。しかし、カルシウムがいくら大切だからといってそれを過剰に摂取すると体の中ではちょっと信じられないことが起こります。それが、なんと、カルシウムを摂りすぎることによって、マグネシウムが体外に排泄されてしまうという現象が起こります。

      カルシウムは動脈を収縮させて血圧を上げるのに対し、マグネシウムは動脈を弛緩させて、血圧を下げるように働きます。互いの作用で正常な血圧や血液の循環が体の中で起こっています。このようにお互いに拮抗しながら体の中で作用する二つの大切なミネラルなので、その働きを知っておくことが大切です。

      カルシウムとマグネシウムを摂取量の比率は、2対1が望ましいといわれています。つまり、なんでもそうですが、いいからといってひとつのサプリメントだけ過剰に摂取すると悪い影響が出てくるわけです。知識として知っておきましょう。

         

ミネラル類

ミネラルは英語で「鉱物」という意味です。単一の元素で構成されFe(鉄)、Zn(亜鉛)など、元素記号で表されます。人体に存在する元素のうち、炭素、水素、酸素を除いたものをミネラルと呼んでいます。
ミネラルの中には、必ず食物として摂取しなければならない「必須ミネラル」があります。食生活のバランスが崩れ、インスタント食品ばかりの生活を送っていたりすると、これらの必須ミネラルの不足からだるい、疲れやすい、風邪を引きやすい、あるいは食物の味がわからないなどいろいろな症状が現れてきます。

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