高血圧と生活習慣
日本人の約25%、65歳以上の高齢者になると実に50%の人が高血圧症といわれています。血圧はいろいろな要因によって影響を受けます。例えば、食塩の摂取過剰、あるいはアルコールの過剰摂取、そして、肥満などなど生活習慣を原因としたものが結構多いといえます。もっとも、高血圧症には原因が不明の本体成功血圧といわれる病態も多いのも事実です。
ここでは、生活習慣によって高血圧になった人に、食生活における高血圧対策について書いてみたいと思います。
まず最初に食塩の制限です。食塩摂取量は、一日6グラム未満を目標にします。食品の栄養表示にはほとんどがナトリウム(Na)でされています。これではグラム表示がいくらなのかぜんぜんわかりませんので、計算式で摂取量を出してみましょう。
食塩相当量(グラム) = Na(mg) × 2.54 ÷ 1000
これで、食品表示の食塩の量が判断できます。
2つ目は、体内に摂取された食塩(Na)の排泄を促すカリウムの摂取量を多くしましょう。カリウム摂取の増加は、ナトリウムの腎臓からの排泄を促進します。高血圧の予防のために、一日3500mgが望ましい推奨量といわれています。
ただし、腎臓機能が低下している人(慢性腎不全、腎機能低下など)は、カリウム過剰症を引き起こす恐れがあるので注意が必要です。また、マグネシウム、カルシウムにも弱い血圧低下作用がありますので、摂取が進められます。
3つ目は、アルコールの制限です。飲酒後数時間は血圧は低下(アルコールの影響で血管拡張するため)しますが、飲酒を続けると血圧は次第に上昇してきます。エタノールで一日あたり男性は20~30ml(日本酒換算で1合程度)以下、女性で10~20ml以下が望ましい量といえます。
4つ目が適正体重の維持です。肥満特に腹部内臓脂肪型肥満がる場合には原料が必要です。食物繊維の摂取、低カロリー食品の摂取とともに運動療法が薦められます。特に肥満者にお勧めなのが、ウォーキングです。心臓への負担も少なく適度な運動は、脂肪燃焼に効果的です。
体重を1キロ落とすと血圧は1~2mmHg落ちるといわれています。毎日継続して、少しずつ時間を増やしてゆくことを心がけましょう。

