エフェドラ
【エフェドラについて】
エフェドラとは、漢方薬・中国医学の世界で、気管支喘息や気管支炎などに対して利用されてきた麻黄のことです。気管支拡張作用など伝統的な処方に関して、エフェドラは有効性も安全性も確立されています。
一方、エフェドラには、交感神経系の働きを高め、熱産生を増加させることで、体重減少効果もあります。そのため、エフェドラを含むサプリメントが、ダイエット目的でアメリカで発売されています。これらは、インターネットや個人輸入などにより、日本でも一般消費者が簡単に入手できます。しかし、脳出血や心筋梗塞など重篤な副作用および死亡例が数多く報告されています。したがって、肥満に生活習慣病を合併した患者が、減量目的としてエフェドラを含むサプリメントを使用するのは危険といえます。
【エフェドラに期待される効能】
気管支喘息・気管支炎の治療、鼻閉や鼻炎の治療、咳止め、熱産生増加、体重・体脂肪の減少
【エフェドラは、なぜ効くのか】
エフェドラの主な有効成分は、エフェドリンというアルカロイド類です。これらは交感神経系の働きを高める作用を持つため、血管収縮、心拍数増加、血圧上昇などの作用があります。また、エフェドラとカフェインの併用によって、肥満患者における減量効果も示されています。これは、食欲抑制と基礎代謝亢進、熱産生増加といった作用によります。
【エフェドラの注意点】
2003年までにアメリカ政府は、サプリメントとしてのエフェドラの発売を禁止し、処方薬としてのみ認めることとしました。しかし、この規制に関して専門家の間でも批判があります。つまり、適正に使用する限り、エフェドラは効能が確立された成分だからです。
日本でも、個人輸入業者やインターネット販売専業の販売業者が、エフェドラを含む健康食品を扱っていると報告されています。エフェドラはスポーツ選手やボディビルダーなどをターゲットにした製品に含まれている場合も少なくありません。
国内の大手メーカーであれば、製品にエフェドラが含有されているという問題は考えなくても大丈夫です。
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【エフェドラのポイント】
- 咳止めや気管支拡張薬として中国医学で用いられてきました。
- 伝統的な処方では、効果と安全性が確立されたハーブです。
- ダイエット目的で乱用すると重篤な副作用を生じる危険性があります。

