コンドロイチン
【コンドロイチンについて】
ニワトリの軟骨、魚の煮こごり、ふかひれ、納豆、オクラなどの粘りがある食品は、昔から健康に良いとされてきました。そのネバネバの元はコンドロイチンであり、ムコ多糖体を構成する成分のひとつです。ムコ多糖体は細胞や組織を結びつけ、その機能や形を維持したり、栄養補給や老廃物の排出に重要な役割を果たしています。
コンドロイチンはギリシャ語で「軟骨」を意味する「コンドロ」に由来する名前で、人間の脊髄や関節の軟骨、皮膚、血管壁、目の角膜や水晶体、各臓器などに存在します。その働きは、大きく二つに分けることができます。
1つは保水性や潤滑性で、皮膚の潤いを保ち、関節の働きを円滑にして衝撃も吸収してくれる働きです。カルシウム代謝に預かって骨を成長させ、血中のコレステロールや過酸化脂質を除去して動脈硬化などを防ぎ、脂質の腸管吸収を阻害して肥満を防いだりします。
だから、不足すると、骨や関節の柔軟性が失われて関節炎や骨折を引き起こし、肌の水分が失われてシワやかさつきなどの老化が進みます。
【コンドロイチンに期待される効能】
変形性関節症や関節炎に伴う症状の予防や改善
【コンドロイチンは、なぜ効くのか】
コンドロイチンは、グルコサミンなどから構成される一連の分子・グリコサミノグリカンのひとつです。コンドロイチンは大きな分子であるため、消化管から吸収効率は良くありません。血中のコンドロイチンは、リンパ液を介して血液循環に入る経路も推測されています。
基礎研究において、抗炎症作用、脂質代謝改善作用、抗動脈硬化作用、抗血栓形成作用などが示されています。
【コンドロイチンの注意点】
胸焼けや下痢、便秘といった消化器症状が現れることがあります。ただし、臨床試験におけるこれらの報告はプラセボ(偽薬)群と同程度であり、コンドロイチンによる症状とは限らないといえます。
一般には、特に問題となる健康被害や副作用は報告されていません。また、他のサプリメントや医薬品との相互作用も報告されておらず、併用は問題ないものと考えられます。
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【コンドロイチンのポイント】
- ムコ多糖類の一種で、関節軟骨などの構成成分です。
- 変形性関節症や関節炎に対する効果が認められています。
- グルコサミンと併用されることも多い。
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【コンドロイチンの人実験例】
- 膝の関節炎患者85人に毎日二回、400㎎のコンドロイチンかプラセボを6ヶ月間、二重盲検法で与えたところ、試験食群では69%が「良い」か「非常に良い」状態に改善したのに対し、プラセボ群では32%にとどまった。
- 119人の関節炎患者に毎日、1200㎎のコンドロイチンかプラセボを3年間、二重盲検法であたえた。その結果コンドロイチン群ではわずか8.8%しか関節炎が重症化しなかったのに、プラセボ群では30%が重症化した。このことはコンドロイチンが症状の悪化を遅らせることを示唆しています。



