クランベリー

【クランベリーについて】
クランベリーはヨーロッパや北米の寒冷地に生育するツツジ科の小潅木で、左の写真のような白い花に収れん性の高い赤い果実をつけ、現在ではマサチューセッツ州やウィスコン州などで栽培されています。
グランベリーエキス(あるいはジュース)は、女性に多い膀胱炎や尿道炎などの尿路感染症を予防する効果があります。
女性は男性に比べて尿道が短いため、細菌が侵入しやすく膀胱炎・尿道炎を起しやすいといわれています。女性の約60%が一度は尿路感染症を起すといわれ、また、少なくとも3分の1の人が一年以内に再発を経験するというデータもあります。再発は20歳代後半と55歳以上の女性に特に多いといわれています。
クランベリーに含まれる有効成分が、細菌の付着・増殖を抑え、感染を予防します。
【クランベリーに期待される効能】
膀胱炎や尿道炎などの尿路感染症の予防、尿路感染症の再発予防、細菌尿の改善作用、脊髄損傷や尿路変更患者における尿路感染症の予防、口腔細菌付着の阻害作用
【クランベリーは、なぜ効くのか】
クランベリーの有効成分は、プロアントシアニジンというファイトケミカルです。これは、クランベリーの赤い色素を構成する成分であり、タンニン類の中のエピカテキンに分類されます。
プロアントシアニジンは、抗酸化作用、抗菌作用、抗ウイルス作用などを持ちます。これまでの研究により、細菌の細胞膜の合成を阻害することで細菌の増殖を抑制する効果や、細菌が細胞表面へ付着するのを阻害して感染を予防する効果などが示されてきました。
また、クランベリーに含まれる有効成分が体内で酸性物質に変化して尿中に排泄されることで、尿のpHを下げて尿を酸性に保ち、細菌の増殖を抑制するというメカニズムも示唆されています。
クランベリーは膀胱炎・尿道炎の原因菌である大腸菌などの増殖を抑えたり、尿路系の細胞への付着・感染を抑えたりすることで、尿路感染症を予防します。具体的には大腸菌類の60%に対して感染防止効果があるといわれています。なお、これはクランベリー特有の効果であり、同じツツジ科に属するブルーベリー(ビルベリー)にはこれらの作用は認められません。
【クランベリーの注意点】
通常の食材に由来する成分であり、問題となる健康被害や副作用は報告されていません。他のサプリメントや医薬品との相互作用は報告されておらず併用は問題ないものと考えられます。
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【クランベリーのポイント】
- 膀胱炎や尿道炎などの尿路感染症を予防します。
- プロアントシアニジンという色素成分が効果を示します。
- 抗菌作用、抗ウイルス作用、抗酸化作用などの効果が示されています。

