ビタミンとミネラルの役割
≪ビタミンとミネラルの共同作業で毎日健康!≫
ミネラルは5大栄養素として位置付けされていますが、それ自身カロリーを有しません。しかし、ビタミンやタンパク質と微妙に関係し、いろいろな役割を果たしています。
例えばミネラルとタンパク質の組み合わせによって、体の構成成分を作ったり、ミネラルとビタミン、それにタンパク質の組み合わせによって、体各部の生理作用の調整を行ったりします。
ところで、人間の健康を維持する必須ミネラルの代表にカルシウム(Ca)があります。これは全体重のおよそ1.5%も含まれています。例えば体重が60キログラムの成人では900グラムのカルシウムがその体内に存在するということです。また、その大半が骨格にあり、リン酸カルシウムとして存在します。このため、リン(P)も全体の1%ほど存在します。さらにカルシウムの吸収、代謝にはビタミンDやビタミンCを必要とします。そのほか、血液に重要なヘモグロビンは骨の中心部である骨髄で作られ、その材料としてタンパク質、鉄、銅などのミネラル類、それにビタミンB6、B12、C、Eなどが必要です。
また、栄養として鉄分が吸収されるときには、ビタミンCなどの還元性物質が必要です。このようにミネラルとビタミンは非常に密接な関係にあります。なお、ビタミン類には水溶性(水に溶けるもの)と脂溶性(油に溶けるもの)があり、水溶性ビタミンの大半が補酵素として代謝系に関係し、動植物に多く見られます。これに対して、脂溶性ビタミンは補酵素だけでなく、高次の生理作用物質として機能するものがたくさんあります。
ところで、人間はビタミンを体内で合成することができないので、その摂取はもっぱら食物に頼らざる得ません。このため人間は雑食動物にい続けられています。(体内でビタミンCを合成できない動物は、他にサルやモルモットなどがいます。)これが犬やライオンなら、野菜を取らなくても体内でビタミンCが合成されます。このため、肉食動物は肉類ばかり食べていてもちゃんと生きていけるのですね。



