ラクトトリペプチド
【ラクトトリペプチド】
乳酸菌で発酵した発酵乳の中から発見されたペプチド成分です。lactotripeptideLTPと略記します。生体内で血圧の調整を行っているレニン・アンジオテンキン・アルドステロン系のアンジオテンシン変換酵素(ACE)を阻害して、血圧を下げる効果があります。
乳製品会社のカルピスが開発しました。主な有効成分は、2種類のトリペプチド(アミノ酸が3個結合したもの)で、ラクトトリペプチドを含む飲料やヨーグルトが、「血圧が高めの方に適する」トクホ(特定保健用食品)として許可されています。
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【ラクトトリペプチドの関連】
ペプチド/アミノ酸/乳酸菌/トクホ
※≪レニン・アンジオテンシン・アルドステロン系≫
水と電解質平衡の維持と血圧の調整を行う生体内の作用を言います。
- レニン:レニンは腎臓の傍糸球体細胞で合成・貯蔵されるホルモンです。この細胞は糸球体に入る直前の輸入細動脈壁に局在しています。輸入細動脈は圧力を感知する受容体を含み、流速と圧の変化に反応した作動します。腎動脈の圧が低下するとレニンが分泌されます。
- アンジオテンシン:血漿タンパクであるアンジオテンシノーゲンはレニンの酵素としての働きによって、アンジオテンシンⅠになります。アンジオテンシンⅠはアンジオテンシン変換酵素(ACE)によってアンジオテンシンⅡに変換されます。ACEは血漿、血管内皮細胞、腎臓、肺、その他多くの組織に存在します。アンジオテンシンⅡはこれまで発見された物質の中で最も強力な天然血管収縮物質といわれています。 アンジオテンシンⅡの作用は、①血管平滑筋に直接作用して、血管を収縮させます。腎臓、腸間膜、皮膚の血管は、アンジオテンシンⅡによく反応して収縮しますが、脳や肺などの血管は反応性が低い。②副腎皮質に作用して、アルドステロンの合成・分泌を刺激します。
- >アルドステロン:陽イオン、特にナトリウムイオンとカリウムイオンの濃度と移動に作用する副腎皮質ステロイドホルモンです。アルドステロンの分泌は、レニン・アンジオテンシン系とACTHによって制御されています。アルドステロンは腎臓の遠位尿細管、集合管に作用してナトリウムイオンの再吸収を促進して、カリウムイオン、水素イオンの尿への分泌を促進します。


